ミニマムに。軽やかに。

ミニマムに暮らしたいみもざの日常をつづっています。

画家との対話、自分との対話。

「優美なるフランス展」(文化村)、「ゴッホ展」(東京都美術館)、「印象派・光の系譜」(三菱第一号館美術館)に行ってきました。同時期にこんなに印象派展がやっていることに驚きです。根強い人気がありますね。

 

久しぶりに観る印象派の絵画たち、年齢のせいなのか、自身の心の状態のせいなのか、豊かないろどりや筆のタッチの裏にある画家たちの飽くなき探求心や情熱をひしひしと感じて、これまでにないほどのエネルギーをもらいました。今回は特に元気をもらったといいますか、とても幸せな気持ちになりました。

 

他人との感じ方の違いはもちろんのこと、例え同じ人が同じ絵を観ていたとしても、見る側の状態で感じ方が大きく異なるものですね。

 

子どもの頃に読んだ「星の王子さま」が大人になって読むと感じ方が違うように、芸術の奥深さを素人ながら垣間見た気がします。芸術は作り手の気持ちと見る側の気持ちが一体となって完成するもので、それは見る側の状況によって変わり、移ろうもの。だからこそ色々な表情があって何度見ても面白い。画家との対話でもあり、自分との対話でもあるのだと思いました。

 

最近は事前予約制の美術館が多いので美術館から遠のいていましたが、たまたま駅構内で見かけた広告がきっかけで、文化村に足を運びました。ちょうど遅めの夏季休暇取得のタイミングだったので平日に予約なしで行くことができ、そこから芋ずる式(笑)に他の美術館へ。これも縁だなぁと感じています。

 

モノの広告には乗せられたくないですが、こういった広告はうれしいです。

 

一つのテーマで美術館を巡るという体験は初めてだったので、より理解が深まった感じもします。いろいろと発見の多い鑑賞ができ、また美術館巡りに火が付きそうな芸術の秋の到来です。