ミニマムに。軽やかに。

ミニマムに暮らしたいみもざの日常をつづっています。

TOEICと集中力

先日TOEIC L&Rテストを受けました。

 

以前受験したのは学生の頃なので十数年ぶりです。申し込みが抽選だったり、試験の難易度が上がっていたり、受験料が以前より2000円くらい値上がっていたりと、時の経過を感じました。

 

きっかけは友人が受けたと聞いて、自身の英語レベルも久しぶりに測ろうと思ったこと。ぶっつけ本番で行くか迷いつつも、やはり受けるなら良い点取りたいという欲がむくむくと湧いてきて、結局2カ月ほどかけて準備しました。

 

いざ勉強を始めて感じたのは、英語力と同じくらい集中力が重要だということ。ゆっくり落ち着いて取り組めば解ける問題も、長時間大量にとなると、スタミナ切れして最後のほうは解く気力すら失われていました。興味のない内容に加え、たくさんのシチュエーションに合わせて頭の切り替えも必要です。1度しか再生されないリスニングはうっかりしていると聞き逃してしまいます。リーディングではタイムリミットが近づくと慌てて全然内容が頭に入らなくなる始末。

 

TOEICって英語力だけじゃないんだ・・・と痛感した次第です。

 

集中といっても浅めの集中から深いところまで濃淡はあります。人間の深い集中力は15分程度と聞いたことがあります。TOEICの試験は2時間なので、すべてを深く集中して解くのは不可能です。全体を通してゆるく集中しつつ、必要なところで深く集中するような強弱、上手くコントロールしていく必要があります。

 

英語と一緒に集中力を高める訓練もすることに。

課題:

 ・興味のない内容をしっかり読む

 ・制限時間内に終わらせる

 ・問題を正確に聞き/読みケアレスミスを減らす

 

課題克服方法:

 ・一定量の問題を時間を決めて解く。

 ・ランダムに選んだ英字記事を時間を決めて読む。→内容を自分の中でまとめる。

 ・ランダムに選んだTED Talkを聴く。→内容を自分の中でまとめる。

 ・あえて騒がしかったり、気が散る環境で勉強する。

 ・問題構成をしっかり把握する。自身のウィークポイントを把握する。

 

時間を決める、というのはかなり有効だと感じました。何とか時間内におさめようとする意識が働き、集中力が高まりました。また、騒がしい環境の中で勉強するのはしんどいものがありましたが、その甲斐あってか実際の試験会場では物音などは気にならずかなり集中できた部分があったように思います。

 

集中力のコントロールという点では感情が集中力に与える影響、結構大きいと感じます。問題数や構成などの全体をしっかり把握すること、自分にとってどのあたりが難しいと感じるかを知っておくことで心に余裕ができ、集中力の調整を上手くできるように感じました。試験中のモチベーションやスタミナ維持にも関わってきます。私はいくつかのパートの最後の数問が難しいと感じたので、そこを特に集中するように意識しました。

 

 

そしていざ本番。本番の緊張感というのは良い意味で集中力を一層高めてくれるようです。自己学習時は一度も制限時間内に問題を解ききれなかったのですが、本番で制限時間内におさめることができました。

 

先日再読したスマホ脳に、スマホSNSの登場により、現代人は今まで以上に集中力が散漫な状況に置かれやすいとの内容がありましたが、思い返してみれば私はマルチタスクをしょっちゅうしていたり、スマホを多用したり、とここ10年程度集中力を低下させる生活ばかり送っていたと猛反省。

 

結果はどうあれこれに気が付けただけでもTOEICを受けた甲斐があったかなと思います。