ミニマムに。軽やかに。

ミニマムに暮らしたいみもざの日常をつづっています。

春めく我が家

植物って本当に不思議です。

 

我が家にいる胡蝶蘭とアマリリス

年が明けた頃には想像もつかない姿だったのに、今では元気に花を咲かせています。

 

人間が気が付かないような光の角度や気温の微妙変化などを敏感にキャッチしているのでしょうね。

 

マリリスは昨年秋に葉を切って(球根に栄養を蓄えさせるため)、しばらく枯草状態だったのですが、今年の3月になると新芽が枯草の合間からニョキニョキと。そこから2週間ほどで次から次へと葉を生み出し、葉の高さは1.5メートルほどに。花というよりは木みたいな存在感です。そしてある日ふと見ると、蕾の入った殻(?)が葉の横からお出まししていました。こちらも2週間ほどで1メートルくらいの高さまで茎が成長したかと思うと、さらに2週間ほどで殻が開き始め、中から蕾が出てきました。今までは合計4つの蕾だったのが、今年は6つに!!これには驚きです。球根がかなり大きくなっている気はしていたのですが、蕾が増えるなんて嬉しいサプライズ♪そして今日そのうちの2つが開花しました。

 

マリリスはかなり大きなお花で子どもの顔くらいの大きさはあります。鮮やかなサーモンピンクのお花は存在感抜群。咲いてくれたことへの喜びと、綺麗な色で夫婦の心を明るくしてくれます。

 

マリリス花言葉のひとつである「おしゃべり」は、アマリリスの花が横向きにつき、となりの花とおしゃべりをしているように見えることからきているのだとか。我が家のアマリリスはお互いそっぽを向いてしまっているのですが・・・でもなんだかお互い主張が強い感じが、うちらしくも思えて可愛らしいです。

 

そして胡蝶蘭。こちらは昨年の秋頃に私がお世話を怠って、葉がかなりしなびてしまい、咲かないかもと諦めていました。ところが1月末に突如花が付く土台となる茎が2本登場!これには本当にびっくりしました。それからゆっくりと順調に伸び、気が付けば蕾を10も付けていました。今にも咲きそうに膨れ上がった蕾期間がしばらく続いたのち、4月4日に1輪が開花!その後は2~3日に1度くらいのペースで次から次へと咲き始めています。こちらもピンクなのですが、フューシャピンクのようなパキっとした色合いです。

 

マリリスのほうが蕾が出てくるのが遅かったのですが、ものすごい勢いで追い上げ最終的に胡蝶蘭と殆ど同じタイミングで咲きました。一時期の寒さは和らいだとはいえ、体感的にはけっこうまだ寒く感じ日も多いのに、お花はちゃんと春が来たのを心得ていてるのですね~

 

特に胡蝶蘭は諦めかけていたので本当に驚きました。以前こちらの記事にも書きましたが、お花の生命力には目をみはります。(ちなみに下記の記事で書いたお花も実はまだ元気です。)

simpleabundant.hatenablog.com

そして1輪目が咲き始めてから2週間経過しましたが、咲いた花はどれも散ることなく元気に咲き続けています。

 

胡蝶蘭には実はさらなる特別な出来事がありました。ちょうど1輪目が咲いた日は、祖母の命日でした。亡くなったのは今年4月4日の15時くらいだったのですが、在宅していた夫によると胡蝶蘭は朝とお昼は蕾のままで15時くらいに咲いたというのです。お花が大好きでとても孫想いだった祖母が最後にプレゼントをしれくれたような気がしました。

 

我が家の胡蝶蘭はお店で見るようなワイヤーを用意しなかったので不思議な風貌ではありますが、今では6輪も咲いてとっても賑やかです。毎日次はどれが咲きそうかな~なんて観察しながら楽しませてもらっています。

 

色少なめ我が家が一気に華やかになり、とても春めいています。

左が胡蝶蘭、右がアマリリス