ミニマムに。軽やかに。

ミニマムに暮らしたいみもざの日常をつづっています。

小説気分

小説が無性に読みたくなる時が時々やってくる。

今がまさにそんなタイミング。

 

この頃は実用書を読む機会のほうが多くなったけれど、やはり私にとって小説は別の世界に旅できる場所。

 

その時読みたい小説によって、自分の心理がなんとなくわかる気がします。ここ数年はずっとほっこりじんわり温かくなるような小説が好みで、無意識のうちに安らぎ的なものを求めてるのかな?と思いまく。

 

激動な人生を歩んでいるわけではないけれど、仕事後の夜にお茶を飲みながらほっと一息できるような、そんな時間に安心して読めるような本。

 

先日投稿した『ミッドナイト・ライブラリー』も『ミッテランの帽子』もどちらかと言うとほっこり系です。

simpleabundant.hatenablog.com

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しばらくは心のおもむくままに、心和む世界に入り込む読書が続きそうな予感…♪

 

急にとても寒くなってきたし、家でぬくぬく読書するには絶好の季節。

 

記憶はからずしも、読書の秋が加速する10月の始まりです。

 

ココウェルのリップクリームが素敵にリニューアル

ここ5年以上愛用しているココウェルのリップクリーム。オーガニックで植物由来成分のみ。

 

何を使っても皮がむけて荒れる私の唇が唯一受け付けてくれるのがココウェルさんのもの。使い切ってしまったので、新たなものを買おうとしたら…いつものリップクリームが無くなってる…‼︎涙 とおもっていたら

 

なんと、2022年8月にパッケージが大幅リニューアルされていました!

www.cocowell.co.jp

 

ココナッツのイラストが散らばっていてかわいい♡プレーンタイプの鳥柄も可愛いです。

 

品質は大好きなのですが、正直以前のパッケージはあまりタイプではなかったので、もう少しかわいくなればなぁとずっと思っていました。なのでリニューアルはとても嬉しい♪

 

成分もリニューアルされたようで、新たにココアバターが追加されています。配合がどれだけ変わったかは不明ですが、成分表記の順番的にあまり変わってないのかなと思います。また、使用感も問題なく、敏感な私のリップも健やかです。香りも従来と同じほんのりナチュラルなココナッツです。

 

(従来の成分)

 

(リニューアル *ココウェルHPより)

 

お値段は税込990円とこちらは従来品より随分UPしましたが、長持ちなのと毎日使うものなので、取り出すたびに嬉しい気持ちになる代だと思って大切に使います◡̈

ミッテランの帽子 - Le Chapeau de Mitterrand

amazon.co.jpより


表紙の装丁に惹かれて読んだ本。

 

時代は1986年、仏大統領ミッテランの帽子を手にした4人が経験するミラクルを紡いだ物語。

 

ちょうど私自身が産まれた年ということもあり、親しみと興味を覚えながら読み進めていました。

 

パソコンが普及する前で、メールも携帯もない時代のアナログなフランスの生活を垣間見ることができます。そして、フランス文学独特の(?)食べ物や香水への描写がとても細かい。ワインはどれを飲んで、どんなシーフードをどのように食べて、など。私はワインの知識は全くないので文字面をそのまま読み進めていましたが、詳しい人にはより面白い部分なのかなと想像しています。

 

帽子を手にした人はそれぞれにミラクルを経験します。ミラクルと言っても、その人本来が持っていた思考、能力や力に気づきを与え、実行するきっかけを帽子が作っているような雰囲気です。

 

なので、ある意味帽子が無くてもあり得たかもしれず、本人の意識次第なところはあるかもしれません。実際、帽子が彼らの手を離れた後も4人は順調に人生を歩み続けています。

 

けれど、やはり意識を変えるには、きっかけというのはとても大事で、この物語のように上質なフェルト帽というのは何やら不思議なパワーを持っていそうです。このアイテム選びがおしゃれでフランスらしいですね。4人が揃いも揃って帽子が運気を運んでくれたと思う気持ちもとてもわかります。逆にいうと帽子に意味付けをした4人が帽子に不思議な力を宿したとも取れるかも?

 

個人的にはファニーに起きたミラクルが一番爽快で、帽子との別れも潔くて素敵だなと思いました。

 

エピローグで大統領が帽子を思った以上に本気で探し回っていたことが描かれているのには、少し残念な気持ちになりました笑。また戻ってくるさと自信と余裕を持って見守っていて欲しかったです。ダニエルが自ら申し出て、大統領へ返してくれて良かった…。帽子を渡す時の大統領とダニエルの会話はこれまでの経緯を全て知っていたと思うとゾッとしますが、後書きを読んでその頃のミッテラン氏の状況を知ると帽子にすがりたい気持ちも分かるような気がしました。

 

というのも、ちょうど物語でミッテラン大統領が帽子を無くし、ふたたび手にするまでの2年間はミッテラン政権にとって激動の2年間だったそうです(1986年に議会選挙で大敗し大統領を一度退き、1988年に大統領に返り咲く)。

 

ミッテランの愛人とその娘さんは後書きを読んだ後に後から探し、ヴェネチアミッテラン氏の後ろを歩く女性二人のことですね。見つけられてちょっと嬉しいです。

 

正直そこまで好みの小説ではなかったけれど、時代背景やフランス文化、思想の知識が詳しい人ほどこの小説の面白みや深みを感じることができそうだなと思いました。

 

そして何はともあれプチタイムトラベル&旅行気分を味わえた作品です。

ミッドナイト・ライブラリー

(amazon.co.jpより)


究極のタラレバ物語。

 

後悔ばかりの人生をやり直せるチャンスを深夜の図書館でもらった主人公ノーラの多次元パラレルワールドトリップ?もの。

 

ストーリー前半は正直ノーラのネガティブで不満ばかりなところに、殆ど共感できず、しかもパラレルワールドの人生でも誰かが必ず死んでいたりと微妙な感じで始まるので、いつまでこんな感じで進むのかな、、と正直気乗りがしないまま読み進めていました。

 

ところが、中盤で北極での熊との対決、ほんの少しロマンスが出てきたりしたあたりから、ぐんぐん引き込まれて行きました。

 

自分が経験したことは、全部見えるけれども、周りのことはほんの一部しか見えないもの。一見成功者で幸せそうに見える人にも、その人にしか分かり得ない悩みや苦労もあるだろうし、表面的な部分だけを切り取って自分と比べることがいかに無意味なことかを感じました。

 

それに幸せの形は十人十色。考え方や感じ方次第なところが大いに影響するので、他人と比較して自分を必要以上に卑下するということは、自分で自分を不幸にしている行動だなと思いました。

 

隣の芝は青く見えるとは、まさにこの本です。

 

色々な人生をたくさんかじって、最終的にノーラが幸せを見出した場所は予想通りの場所でしたが、大切な人たちとの交流にじんわりと温かくなるエンディングで、ポジティブなエネルギーをもらえる本でした♪

 

持ち物カウント:秋冬編(2021-2022)と制服化

持ち物カウント秋冬編です。

今季の秋冬は14着を着まわしました。

 

トップス 計6着

 タートルネック 黒2

 タートルネック 赤1

 ボーダートップス 1

 グレートップス 1

 近所用のニット 1 

 

ボトムス 計5着

 黒パンツ 1

 ジーンズ(オールシーズン)  1

 カーキスカート(オールシーズン) 1

 黒のタイトスカート 1

 スウェット(近所用) 1

 

ワンピース(オールシーズン) 計1着

 

コート 計2着

 ロングコート 1

 ウルトラライトダウン 1

 

 

いざ服をリストアップしてみると、ユニクロ率80%くらいです笑。ユニクロはシンプルで定番なデザインが多くて本当に助かります。グレーのトップスはつい最近購入したので、実質13着で着まわしていました。

 

会社着を制服化

会社用、プライベート用と細かく区別はしてはいないのですが、今シーズンの秋冬の会社着は黒ニット×黒パンツまたは黒ニット×黒スカートの全身黒スタイル2種類をひたすら着続けていました。いわゆる制服化です。

会社用にはこの2パターンをひたすら着まわし。

タートルネックは首回りが気になるのであまり好きではないのですが、マフラーが不要なところに魅かれてユニクロタートルネックを試しに購入したところ、厚手過ぎず薄過ぎずで首の締め付けも程よく、意外と気に入ったので赤黒1枚ずつ追加しました。今後も冬の定番になりそうです。

 

ベーシックなタートルはなんにでも合わせやすく、プライベートでもヘビロテしていました。黒タートル×黒パンツはオードリーヘップバーンをちょっと意識笑。

会社着の制服化はあり♪でもプライベートは気分を変えたい。

征服化を取り入れてみて、とても楽で通勤用としてはこれで十分だと感じました。個性がなく印象に残りにくい格好なので、毎日同じスタイルでも気づいた人はいなかったんじゃないかと思います。何より私自身が毎日同じでも特に気になりませんでした。ただ、着ているコートも黒なので、本当に全身真っ黒になってしまい、冬の素材的にももったり暗い感じ。そろそろコートも替え時なので次はグレーなどを選んで印象を明るく軽くしたいです。

 

一方でプライベートまで制服化しようという気にはなりませんでした。実際に通勤時に着ていた服の組み合わせはプライベートでは見事に着なかったので(トップス、ボトムスを個別に他の服と組み合わせることはありましたが)、意識していたわけでは無いのですが、会社の時と全く同じ装いはしたくないという心の現れだなと思いました。

 

常に同じ服だと気分転換がしにくいのと、おしゃれを少しは楽しみたいという気持ちはまだ持ち合わせているみたいです。たくさんの服はいらないけれど、数点の服から気分に合わせて選び組み合わせる楽しみは取っておきたいです。会社→制服化、プライベート→数着を着回し楽しむのが今のところ丁度良い塩梅です。

 

シーズン終わりに服を見直す

最近ではシーズンが終わるときに服の状態を確認して、その状態次第で断捨離し、来シーズンに新しい服を数点調達するという方法が定着してきました。手持ちの服が少ないので、どうしても消耗が早く、大抵1~2枚は断捨離しています。それ以外にも着心地が悪かったりサイズが合っていないなどの理由で翌年に持ち越したくない服は手放すこともあります。

 

この方法だと毎シーズン服のバリエーションに少しずつ変化を付けられるところが気に入っています。ただ注意したいのは、断捨離した数以上に服を買わないようにすること。これを守らないと気が付いたら服が増殖します。

 

私は服は〇着まで!と厳格なルールは決めていないのですが、秋冬15、春夏15くらいで手持ちの数が少し増えたり減ったりしている感じです。

 

春めく我が家

植物って本当に不思議です。

 

我が家にいる胡蝶蘭とアマリリス

年が明けた頃には想像もつかない姿だったのに、今では元気に花を咲かせています。

 

人間が気が付かないような光の角度や気温の微妙変化などを敏感にキャッチしているのでしょうね。

 

マリリスは昨年秋に葉を切って(球根に栄養を蓄えさせるため)、しばらく枯草状態だったのですが、今年の3月になると新芽が枯草の合間からニョキニョキと。そこから2週間ほどで次から次へと葉を生み出し、葉の高さは1.5メートルほどに。花というよりは木みたいな存在感です。そしてある日ふと見ると、蕾の入った殻(?)が葉の横からお出まししていました。こちらも2週間ほどで1メートルくらいの高さまで茎が成長したかと思うと、さらに2週間ほどで殻が開き始め、中から蕾が出てきました。今までは合計4つの蕾だったのが、今年は6つに!!これには驚きです。球根がかなり大きくなっている気はしていたのですが、蕾が増えるなんて嬉しいサプライズ♪そして今日そのうちの2つが開花しました。

 

マリリスはかなり大きなお花で子どもの顔くらいの大きさはあります。鮮やかなサーモンピンクのお花は存在感抜群。咲いてくれたことへの喜びと、綺麗な色で夫婦の心を明るくしてくれます。

 

マリリス花言葉のひとつである「おしゃべり」は、アマリリスの花が横向きにつき、となりの花とおしゃべりをしているように見えることからきているのだとか。我が家のアマリリスはお互いそっぽを向いてしまっているのですが・・・でもなんだかお互い主張が強い感じが、うちらしくも思えて可愛らしいです。

 

そして胡蝶蘭。こちらは昨年の秋頃に私がお世話を怠って、葉がかなりしなびてしまい、咲かないかもと諦めていました。ところが1月末に突如花が付く土台となる茎が2本登場!これには本当にびっくりしました。それからゆっくりと順調に伸び、気が付けば蕾を10も付けていました。今にも咲きそうに膨れ上がった蕾期間がしばらく続いたのち、4月4日に1輪が開花!その後は2~3日に1度くらいのペースで次から次へと咲き始めています。こちらもピンクなのですが、フューシャピンクのようなパキっとした色合いです。

 

マリリスのほうが蕾が出てくるのが遅かったのですが、ものすごい勢いで追い上げ最終的に胡蝶蘭と殆ど同じタイミングで咲きました。一時期の寒さは和らいだとはいえ、体感的にはけっこうまだ寒く感じ日も多いのに、お花はちゃんと春が来たのを心得ていてるのですね~

 

特に胡蝶蘭は諦めかけていたので本当に驚きました。以前こちらの記事にも書きましたが、お花の生命力には目をみはります。(ちなみに下記の記事で書いたお花も実はまだ元気です。)

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そして1輪目が咲き始めてから2週間経過しましたが、咲いた花はどれも散ることなく元気に咲き続けています。

 

胡蝶蘭には実はさらなる特別な出来事がありました。ちょうど1輪目が咲いた日は、祖母の命日でした。亡くなったのは今年4月4日の15時くらいだったのですが、在宅していた夫によると胡蝶蘭は朝とお昼は蕾のままで15時くらいに咲いたというのです。お花が大好きでとても孫想いだった祖母が最後にプレゼントをしれくれたような気がしました。

 

我が家の胡蝶蘭はお店で見るようなワイヤーを用意しなかったので不思議な風貌ではありますが、今では6輪も咲いてとっても賑やかです。毎日次はどれが咲きそうかな~なんて観察しながら楽しませてもらっています。

 

色少なめ我が家が一気に華やかになり、とても春めいています。

左が胡蝶蘭、右がアマリリス

TOEICと集中力

先日TOEIC L&Rテストを受けました。

 

以前受験したのは学生の頃なので十数年ぶりです。申し込みが抽選だったり、試験の難易度が上がっていたり、受験料が以前より2000円くらい値上がっていたりと、時の経過を感じました。

 

きっかけは友人が受けたと聞いて、自身の英語レベルも久しぶりに測ろうと思ったこと。ぶっつけ本番で行くか迷いつつも、やはり受けるなら良い点取りたいという欲がむくむくと湧いてきて、結局2カ月ほどかけて準備しました。

 

いざ勉強を始めて感じたのは、英語力と同じくらい集中力が重要だということ。ゆっくり落ち着いて取り組めば解ける問題も、長時間大量にとなると、スタミナ切れして最後のほうは解く気力すら失われていました。興味のない内容に加え、たくさんのシチュエーションに合わせて頭の切り替えも必要です。1度しか再生されないリスニングはうっかりしていると聞き逃してしまいます。リーディングではタイムリミットが近づくと慌てて全然内容が頭に入らなくなる始末。

 

TOEICって英語力だけじゃないんだ・・・と痛感した次第です。

 

集中といっても浅めの集中から深いところまで濃淡はあります。人間の深い集中力は15分程度と聞いたことがあります。TOEICの試験は2時間なので、すべてを深く集中して解くのは不可能です。全体を通してゆるく集中しつつ、必要なところで深く集中するような強弱、上手くコントロールしていく必要があります。

 

英語と一緒に集中力を高める訓練もすることに。

課題:

 ・興味のない内容をしっかり読む

 ・制限時間内に終わらせる

 ・問題を正確に聞き/読みケアレスミスを減らす

 

課題克服方法:

 ・一定量の問題を時間を決めて解く。

 ・ランダムに選んだ英字記事を時間を決めて読む。→内容を自分の中でまとめる。

 ・ランダムに選んだTED Talkを聴く。→内容を自分の中でまとめる。

 ・あえて騒がしかったり、気が散る環境で勉強する。

 ・問題構成をしっかり把握する。自身のウィークポイントを把握する。

 

時間を決める、というのはかなり有効だと感じました。何とか時間内におさめようとする意識が働き、集中力が高まりました。また、騒がしい環境の中で勉強するのはしんどいものがありましたが、その甲斐あってか実際の試験会場では物音などは気にならずかなり集中できた部分があったように思います。

 

集中力のコントロールという点では感情が集中力に与える影響、結構大きいと感じます。問題数や構成などの全体をしっかり把握すること、自分にとってどのあたりが難しいと感じるかを知っておくことで心に余裕ができ、集中力の調整を上手くできるように感じました。試験中のモチベーションやスタミナ維持にも関わってきます。私はいくつかのパートの最後の数問が難しいと感じたので、そこを特に集中するように意識しました。

 

 

そしていざ本番。本番の緊張感というのは良い意味で集中力を一層高めてくれるようです。自己学習時は一度も制限時間内に問題を解ききれなかったのですが、本番で制限時間内におさめることができました。

 

先日再読したスマホ脳に、スマホSNSの登場により、現代人は今まで以上に集中力が散漫な状況に置かれやすいとの内容がありましたが、思い返してみれば私はマルチタスクをしょっちゅうしていたり、スマホを多用したり、とここ10年程度集中力を低下させる生活ばかり送っていたと猛反省。

 

結果はどうあれこれに気が付けただけでもTOEICを受けた甲斐があったかなと思います。